福祉施設とアーティストが関係性づくりをしながら共同で作品を作り上げる「TASC ぎふコラボ展」に向けて、名前も顔も知らない人同士で、ダンボールを郵送で送り合い、ダンボールの中に交互に造形をしていくアートプロジェクトを行なった。福祉作業所「豊住園」の利用者の2 名とワークショップユニット「コココ」の2 名がそれぞれペアを組み、8週間に渡り共同制作を行った。 プロジェクトの企画中に起きた新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、対面しないコミュニケーションについて考えた。一度も対面しない状態で制作をすることで、「福祉施設の利用者」「アーティスト」「名前や性別」といった人間の属性を取り払った上で共同制作することを目指した。展示では作品と制作プロセス、プロジェクトの記録映像を展示した。
共同制作者:工藤恵美( コココ)、伊藤・平田( 豊住園)、TERAMAKI( 記録映像・写真撮影) 
展覧会名:TASC ぎふコラボ展 vol.6「そうぞうのパッケージ」
会期:2020 年10 月8 日( 木) から 10 月25 日( 日)
主催:(公財)岐阜県教育文化財団 岐阜県障がい者芸術文化支援センター(TASC ぎふ)
会場:ぎふ清流文化プラザ1F 文化芸術県民ギャラリー
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